「うるか」とは、鮎の内臓の塩辛のことで、左党垂涎の酒肴の一つ。「うるか」には、鮎の内臓だけでつくる「苦うるか」、細かく叩いた身を混ぜる「身うるか」、細切りした身を混ぜる「切りうるか」、卵巣だけを用いる「子うるか」、白子のみを用いる「白うるか」があり、「身うるか」や「切りうるか」は比較的食べやすく、お酒が飲めない人にもご飯のお供としておすすめです。

「錦幸園」の鮎は、稚鮎を九州屈指の清流番匠川で育てた純天然鮎。新鮮な鮎で丁寧に作った「うるか」は絶品です。お酒のおつまみに最高なのは言わずもがなですが、温かいご飯ののせると、何とも言えない鮎の香りがふわっと立ち昇り、お代わり必須。お味噌汁にほんの少し入れると、味がぐっと複雑になってこれまた得も言われぬ美味しさです。

極上の「うるか」は、ほんの一舐めでお酒がどんどjん飲めてしまうまさに酒泥棒。「錦幸園」の「鮎うるか」さえあれば、ほかにおつまみは何も必要ありません。お気に入りの日本酒をじっくりと飲みたい、そんな時にはこれ以上のおすすめはありません。

塩辛の味がわかるようになればお酒飲みとしては一人前。ちょっといい日本酒があるときは、珍味中の珍味「鮎うるか」で、大人の時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。