「すがたのいかせんべい」は、1881年、明治14年から変わらずに作り続けられている、宮古きっての名物お菓子です。海産物をお菓子にするという新しい発想から生まれた「すがたのいかせんべい」は、ほかに例えようの無い個性的な風味と味わいで、一度食べたら忘れられなくなります。

「すがたのいかせんべい」は、かなり力を入れて噛まないと嚙み砕けないくらい硬いです。見た目から想像するより3倍は硬いと思っておいたほうがいいでしょう。
何でそこまでと思うかもしれませんが、この硬さこそが美味しさの秘密。噛みしめるほどにいかの風味が広がり、止められなくなります。

三陸産のするめいかをじっくりと煮た煮汁と、するめいかの粉末を小麦粉に加えて焼き上げた「すがたのいかせんべい」。ほんのり甘いせんべいから立ち昇る、はっきりとしたいかの風味。その美味しさは食べた人にしかわかりませんが、食べたら納得、さすがは140年以上の歴史を誇る銘菓です。おやつやお茶請けにもいいですが、お酒にもよく合う優れものです。硬いので食べすぎ防止にもなり、家飲みのおつまみにぴったりです。

いかの旨味を丸ごと閉じ込めた「すがたのいかせんべい」は、いか好き、硬いもの好きなら一度は試してほしい一品です。噛むほどに滲みだすいかの風味がお酒を誘います。添加物不使用で安心、安全なのも嬉しいところです。