縦長の雫型で、縦に4本の溝がある独特のフォルムをした西条柿。西日本で多く生産されていますが、発祥は広島県です。
渋柿なので、昔から干し柿にして食されてきました。干すと、とろけるように甘くなるのが特徴です。

ねっとりとした甘味が持ち味の西条柿と、コクのある有塩バター。一見ミスマッチですが相性は抜群。西条柿の上品な甘味と、バターの濃厚な風味と塩気が互いを引き立て合い、病みつきになる美味しさ。辛口のワインや洋酒との組み合わせは、まさに奇跡ともいえるマリアージュです。

広島発祥の西条柿。近年では特殊な脱渋方法で渋を抜き、生でも食べられる青果としても流通していますがその真価はやはり干し柿にしてこそ発揮されます。風雅ですらある甘味は、元が渋柿だったとは信じられないほど。それだけでも十分に美味しいですが、バターのコクと塩気が加われば天下無敵。おやつやお茶請け、お酒のおつまみにも最高の逸品です。