度重なる河川の氾濫で肥沃土が堆積した戸次地区は、日本有数のごぼうの産地。味にうるさいプロの料理人の中にも戸次ごうぼうのファンが大勢います。豊かな大地に抱かれてすくすくと育った戸次ごぼうは、香りが高く柔らかで煮ても焼いても絶品。そんな戸次ごぼうの魅力をギュギュっと閉じ込めた「戸次ごぼうまん」は、戸次ごぼうを愛してやまない地元の女性たちが、つ一つ丁寧に作り上げています。
すべて手作業のため生産量に限りがあり、売り切れ次第閉店。幻と言われる理由がここにあります。

ほのかに甘い、ふっくらと柔らかい皮の中から現れるごぼう餡。きんぴらかと思いきや、甘めの味付けで柔らかく、少しねっとりとしています。鼻に抜けるごぼうの香りを追いかけるように立ち昇る九州醤油の風味。甘味のある醤油がごぼうの滋味深い味わいをさらに引き立てます。彩と風味を添える人参もいいアクセントに。唐辛子のピリッとした辛味が余韻となって広がります。

おやつや軽食にもってこいの「戸次ごぼうまん」ですが、お酒のおつまみにもなります。普通の豚まんよりヘルシーで食物繊維も豊富。しっかり味が付いているので、1個でも食べ応え十分です。