生麩は京料理には欠かせない食材の一つ。精進料理にも使われる伝統的な食品です。ピンク色のさがら麩、白色のあわ麩、緑色のよもぎ麩、黄緑色の青もみじ麩、紅白の梅麩など、京都らしい雅な美しさも特徴の一つです。

麩の原材料は、小麦たんぱくともち粉、砂糖と塩だけと、とてもシンプル。余計なものは何も加えていません。それなのに、体作りに不可欠なたんぱく質は豆腐の約5倍、脳の発達や記憶力のアップに欠かせないグルタミン酸は豆腐の約８倍、鶏肉の約4倍という優れもの。お酒のおつまみだけでなく、育ち盛りの子どもにもおすすめです。

モチモチの食感と見た目の美しさが特徴の京生麩。田楽や椀だねと言った定番の使い方のほか、すき焼きに入れたり、ハムやチーズと合わせてオードブルにしたり、料理のトッピングにして彩を添えたりと使い方はいろいろ。保存期間が長いので常備しておくと便利です。