「浜納豆」は、室松時代に中国から伝わった発酵食品。お酒によく合う独特の風味はもとより、栄養価の高さと保存性のよさから、第七代足利将軍義勝公を始め、歴代の武将たちに珍重されてきました。静岡県浜松市の伝統食として有名ですが、徳川家康のお膝元愛知県でも好んで食べられています。

「納豆」とは言っても、「浜納豆」は糸を引かないドライタイプ。味も風味もどちらかというと味噌に近く、お酒のおつまみに最適です。指でつまんで食べられるのも、お酒のおつまみには嬉しいところです。本来の「浜納豆」は、塩味も発酵臭も強めで好みがわかれるところですが、現代風にアレンジされた「まるや八丁味噌」の「浜納豆」は、「浜納豆」が苦手な人や「浜納豆」初心者でも美味しくいただけます。

大豆の栄養と旨味を丸ごと閉じ込めた「浜納豆」は、栄養が偏りがちなお酒のおつまみには最適。味が濃いのでほんの少しでお酒がどんどん進みます。中華調味料の豆鼓?の代わりに使ったり、イタリアンや和食の隠し味に使ったりと、調味料としても利用できるので、常備しておくと料理の幅が広がります。