新得農場のラクレットは、数々の国際的なチーズコンテストで受賞歴がある逸品。メディアでも絶賛され、一時は入手が困難になったほどです。今でも「ラクレットなら新得農場に限る」と断言する人もいるほど。チーズ好きなら食べてみて損はありません。

「ラクレット」は、チーズの名前であると同時に、料理の名前でもあります。暖炉や焚火の火でチーズの表面を炙り、溶けたところを野菜や肉にかけていただく、アルプス地方の伝統食です。
もっとも相性がいいのは蒸かしたじゃがいも。ホクホクのじゃがいもに熱々で香ばしいチーズを絡めて食べると、心も体もぽかぽかになります。合わせるお酒はホットワインがおすすめです。

「ラクレット」は、加熱して食べるのがスタンダード。もともとは暖炉の火で炙って食べていましたが、現在では「ラクレットオーブン」と呼ばれる専用の機械を使うことが多いです。
「ラクレットオーブン」なんて持っていないという人も、フライパンがあれば大丈夫！テフロン加工のフライパンで底に焦げ目がつくくらいまで溶かしたラクレットを、温野菜やバゲットにかければ、正統派にも引けを取らないラクレットの完成です。

トロリと溶けたチーズの濃厚な香りと旨味が後を引くラクレット。じゃがいもとの相性が抜群で、食べ始めたら止まらなくなります。加熱して食べることが多いですが、そのままスライスしておつまみにもなります。温冷両方楽しめるラクレット。お酒に合わせていろいろな食べ方を楽しんでください。