海水を塩田に撒き、太陽の力で乾燥させてから釜炊きにする「揚げ浜式製塩法」。能登の地で500年以上の歴史を持つ伝統的な製塩方法です。体力も気力も手間も時間も必要な製塩方法ですが、美しい海ときれいな空気と、太陽と、能登の自然と、受け継がれた技術と知恵とで精製される塩は、ミネラルが豊富で甘味があり、素材の味を最大限に引き出してくれる、プロも絶賛の逸品です。

脂がたっぷりとのった国産の鰤を、能登伝統の揚げ浜塩で塩たたきにした後、職人が手作業で炙って仕上げる「鰤のたたき」。角がなく甘味のある揚げ浜塩が、濃厚な鰤の旨味とベストマッチ。ちょっと焦げのある香ばしい表面と、とろけるような脂の旨味が両方一度に味わえる絶品おつまみです。

5mm～1cmくらいの厚さにスライスし、わさび醤油で食べるのがおすすめですが、生姜醤油、ぽん酢、柚子胡椒、つけ塩、オリーブオイルなど、お好みでいろいろ試してみてください。新たなマリアージュが見つかるかもしれません。

能登の揚げ浜塩が引き出す、鰤のとろけるような旨味が堪能できる「鰤のたたき」は、鰤好きはもちろん、お酒好きには見逃せない絶好のお酒のおつまみです。一口食べれば口いっぱいに豊かな能登の自然の恵みが広がります。家飲みのおつまみにするなら、お相手には石川県の地酒をぜひ！。